火山の「贈り物」屯鶴峯
火山の「贈り物」屯鶴峯
二上山山麓に屯鶴峯(どんづるぼう)はあります。
・成因
約1500万年前の二上山の火山噴火よる火砕流や火山灰などが堆積し、火砕流堆積物や凝灰岩の厚い地層(ドンヅルボー層)を形成しました。その後、地殻変動によって大地が隆起し、長年にわたる雨風の侵食と風化作用を受けることで、そのドンヅルボー層が現れ、現在の白い峰や奇岩が連なる地形となりました。
当時の火砕流などの噴火の様子が露頭として観察できる貴重な場所で、奈良県の天然記念物となっています
・名前の由来
白い岩肌連なる中に松が生えが、まるで鶴が屯(たむろ)しているように見えることから「屯鶴峯」と名付けられました。
二上山と共に金剛生駒紀泉国定公園の一部としてハイキングコース・近畿自然歩道もあります。
・巨大な地下壕
屯鶴峯の地下にあります。第2次大戦末期本土決戦に備えて、陸軍航空総軍が八尾・大正飛行場の航空指令所として掘り、使わずに終戦となった。合計2㎞に及ぶ長大な地下壕は、貴重な戦争遺跡で保存が問題になっています。ここも屯鶴峯の凝灰岩で掘りやすいことなどもあったと思われます。