要望書を手渡す曽根共同代表
要望書を手渡す曽根共同代表
2025年5月22日、会は奈良県庁において知事あてに「国定公園二上山の景観と自然環境を守るための要望書」を提出しました。当日は会のメンバーと支援者30名余りが参加しました。県側は水循環・森林・景観環境部から廃棄物対策課など5つの関係部署から責任者が応対しました。
会からは曽根共同代表が要望内容にそって二上山の現状、とくに川の汚染、景観破壊の状況が報告され、とくに早急なる水質検査を要求しました。また、参加者から健康に対する不安、野鳥など自然破壊につながらないかなどの懸念が話されました。
県側は「水質検査する法的な根拠がない」「事業者については守秘義務があるので答えられない」などこちらの要求、質問等に対して誠意ある対応とはいえませんでした。
県への主な要望内容
1、二上山の自然を愛する会や住民の立会いの下で、産廃処理場の排水口周辺の水質検査 を緊急に実施してください。
2、万葉の時代から人々に愛されている二上山には、いまなお他府県から多くの登山者が 来られています。壊されている二上山の景観の修復及び環境保全を行ってください。
3、「造粒固化」との名目で行われている処理土ですが、この処理土は安全なものであるか どうかの緊急調査を実施してください。